2011年に石田 裕樹氏によって創業され、アジアを中心にマネジメントサービス事業やプリンシパル投資事業を展開するYCP ホールディングス。その日本法人であるYCP Japanでアソシエイトとして活躍する宮本 眸氏に、仕事内容やYCP Japanを選んだ理由、YCP Japanの強みや待遇等について伺った。
――まずは自己紹介をお願いいたします。
宮本:YCP Japanの宮本 眸(みやもと ひとみ)と申します。早稲田大学商学部でマーケティングを学び、2022年3月に卒業した後、新卒でYCP Japanに入社しました。なお大学時には上海交通大学と香港中文大学に半年間ずつ交換留学を行い、国際マーケティングや金融を学んでいた他、日本・中国・韓国の3カ国でビジネスコンテストを主催する学生団体に所属しておりました。
――現在の仕事内容を教えてください。
宮本:現在はアソシエイトとして、2つのプロジェクトに同時並行で携わっております。
1つ目が国内PEファンドの投資先選定におけるビジネス・デューディリジェンス、
2つ目が日系企業の海外展開支援プロジェクトとなっております。
2つ目については、日系企業の東アジアおよび東南アジアの海外拠点を増やす支援、および各進出先における営業戦略立案支援を行っており、YCP Japanの現地法人等と連携しながらプロジェクトを進めております。
なお週に3日はオフィスに出社し、2日はリモートワークを行っております。
――最近の1日のスケジュールを教えてください。
宮本:最近の1日のスケジュールを例に挙げると、以下の通りです。
9時:出社・リモートで業務を開始
9-10時:1人で業務(クライアントとの会議に向けた準備や、朝に溜まっていたメールに返信,etc.)
10-11時:クライアントとの会議に出席
11-12時:チーム内でミーティング(クライアントとの会議を踏まえたTo-Doの整理等を実施)
12-13時:ランチ(オフィスに出社している時には、同期と一緒にランチに行くことが多いです)
13-19時:11-12時のミーティングで整理したTo-Doの実施(資料作成,etc.)・上司からのレビュー
19時30分:退社・業務終了
なお業務については、プロジェクト内のマネージャーやディレクター等と密にコミュニケーションを取り合いながら進めています。弊社は社員数が少ないこともあり、上位職種の人たちとの距離感が近いため、非常に仕事がしやすいです。
――(就活生だった時に)なぜYCPへの入社を決意しましたか?
宮本:主に4つの理由で(YCP Japanへの)入社を決意いたしました。
1つ目は、アジアにフォーカスしたファームである点に魅力を感じたこと、
2つ目は、セカンドキャリアを考えた時に、YCP出身というのが他の人と比べて差別化になること、
3つ目は、社員数が少ないファームだからこそ、他社よりもコンサルタントとしてのスキルを伸ばす機会が多いこと、
4つ目は、他のコンサルティングファームよりも経営にコミットできること、
です。
――実際にYCPに入社した後、当時の志望動機とのギャップはありましたか?
宮本:良い意味でギャップは大きかったです(笑)。正直、全ての観点において期待値を上回っていました。
まず(先ほどの)1つ目については、アジアにフォーカスしていることは勿論、アジア各国の現地オフィスとの連携機会が非常に多く、直接現地オフィスに行く機会も多いです。多い時には月2回海外出張がありました。海外を巻き込むプロジェクトの割合は肌感全体の3-4割くらいで、そういったプロジェクトは基本英語での業務となります。そのため英語を使う機会が非常に多いのが驚きでした。英語での業務経験を積んでいきたい学生にとっては、これとない理想的な職場であると感じております。
2つ目、3つ目については、社員数が少ないことは勿論、プロジェクトにアサインされる人数も他の戦略系コンサルティングトップファームと比べて少ないにも関わらず、顧客から求められるレベルは他の(戦略系コンサルティング)トップファームと同等あるいはそれ以上なので、必然的に実力が付きます。特に若手の内から普通では経験できないような事を経験させてくれるのは、本当にYCPならではだと思います。例えば、(とあるファンドクライアントの)投資委員会に入社1年目から参加し発言を求められるような機会や、(入社)2年目から(クライアント先の)経営者と直接連絡するような機会が実際にあります。こういった経験を通じて、他のコンサルティングファームよりも圧倒的に成長できる環境が提供されていることを実感しております。
4つ目に関しては、戦略を(クライアントに)提示して終わりではなく、その先の戦略実現という目標に対して全力でコミットするという(YCPの)コンサルティングスタイルが、全てのプロジェクトに浸透しているといることに驚きました。戦略実行に向けた実務ロードマップの策定や活動のモニタリングは勿論、クライアントの実務進捗が悪ければ実際に現場に行って一緒に実務を行うケースもあります。以前、(クライアントの)新会社設立に係る手続きを一緒に実施したこともあります(笑)。
しかしそういったアクションによって社員全員が現場感を養っており、結果として(クライアントの)戦略策定支援の際に無駄な戦略を描かないことがYCPの提供するコンサルティングサービスの大きな特徴であると言えます。そうした背景から、経営に携わりたい人は勿論、将来的に起業したい人にとっても(YCP Japanは)理想的な環境であるといえます。
――待遇や福利厚生に関する満足度はいかがでしょうか?
宮本:待遇や福利厚生についても、正直入社前の期待値を大きく上回っています。お給料については業界トップ水準といえるのではないでしょうか。また福利厚生についても充実しており、中でも業務に関係する経費を月10万円まで落とすことができる個人経費制度は非常に助かっています。
それ以外の大きな特徴として、休みが非常に取りやすいことが挙げられます。短期型プロジェクトが多い分、プロジェクトの合間に長期の休みを取ることができます。またハードなプロジェクトが終わった後には、上司が有給を取らずに休みを認めてくれたケースもありました(笑)。その他にも自己学習のために休職できるサバティカル休暇なども制度として提供されており、「休みを取る」ということに対して、ファーム全体でサポートするような雰囲気があります。
――最後に、Jelper(ジェルパー・Jelper Clubの登録学生)に一言お願いします。
宮本:就職活動においては、主に2つ重視すべきことがあると個人的に考えております。
まず1つ目は、自分が大学卒業後に本当にやりたいことを大学在学時に見つけることです。Jelperは海外の大学で学んでいると思いますが、もしその海外で学んだ経験を活かして日本で働きたいということが大学卒業後に本当にやりたいことであるのならば、YCP Japanは理想的な環境であると思います。
2つ目に、ファーストキャリアにおいて何を重要視するのか、その軸を固めることが大事だと思います。就職活動の際にステータスや周囲の目を気にして、その軸がぶれてしまう学生が多いように見受けられます。ファーストキャリアにおいて譲れない自分の正直な軸を決めることが、就職活動だけでなく、長いキャリア人生を楽しむために非常に重要であると考えております。
――大変貴重なお話を伺うことができました。ありがとうございました。
宮本:こちらこそ、(インタビューを通じて)改めてYCPの良さを認識しました(笑)。ありがとうございました。
YCP Japanについてもっと知りたい方や、日本で戦略コンサルティングに従事するプロフェッショナルと繋がりお話を聞きたい方は、是非Jelper Clubに登録してYCP Japanのアカウントをチェックしてみてほしい。
(インタビュー/編集: Jelper Club 編集チーム)
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